人の命を守る
「卵は食べるもの」
そう思っていませんか?
毎日の食卓に欠かせない卵ですが、実は食べることを目的にしない「ワクチン卵」と呼ばれる卵があります。
それは、毎年多くの人の命を守っているインフルエンザワクチンの原料専用に生産された卵を指します。
人に直接接種するため、原料の卵には安全性、品質管理、衛生管理の全てにおいて厳しい基準が設けられています。
そして、毎年の流行に備えるため、安定した生産体制も大切です。
これら全てをクリアし、健康で笑顔あふれる社会づくりの一端を担っているのが三本松種鶏場です。
三本松種鶏場の強み
ワクチン用原料卵の供給
毎年大勢の日本人が接種するインフルエンザワクチンの原料卵を、約60年に亘り供給しています。
高い安全性と品質が求められるワクチン卵の生産は、全国でたった0.1%の養鶏場に限られています。※当社調べ
くじゅう高原から世界へ
ワクチン卵生産の他に、食用卵も生産しています。
ワクチン卵製造で培った卵の品質と衛生管理を活かし、国内消費に留まらず、現地政府の認可を受け生食可の卵として輸出されています。
健康な鶏を育て上げる飼養技術
高い品質の卵は、健康な母鶏を育て上げて初めて実現します。
創業当時から平飼い(ケージフリー)での雛からの育成によって、健康な鶏が育つ点に着目。
機械化が進む中でも鶏を大切に思うからこそ平飼いでの育成にこだわっています。
三本松種鶏場の仕事
鶏の育成・管理
高品質な鶏卵生産の基本は、鶏の健康管理です。鶏の体重、その日の気温や風向き、鶏舎のにおいや鳴き声など、鶏の状態にアンテナを張り巡らせながら育成・管理を行います。
卵の選別・出荷
ヒビや汚れ、血液の混入などのある卵を選別し、品質基準を満たした卵のみを顧客へ出荷します。工程の多くは機械化されていますが、最終的には人間の目で品質を確認します。
鶏舎・機械のメンテナンス
農場内には給餌器、給水器、集卵機など様々な機械を導入しています。トラブルなく日々の業務に取り組めるようこまめに清掃や注油、設定確認などのメンテナンスを行います。
農場内の環境整備
日々の清掃により鶏舎内を清潔に保つことはもちろん、鶏糞の堆肥化作業や雑草の刈り取りなど、農場全体の環境整備を行うことで人間も鶏も快適に過ごせるようにします。